阪神・淡路大震災で西宮市の実家が被災し、避難所でボランティアとして活動した女優、藤原紀香さん(36)の経験談が、三日発売の女性漫画雑誌で巻頭の百ページを飾る。少女漫画雑誌などで活躍する美咲さくやさんが、藤原さんの「死んでいった人の分も、いま生きている私たちが頑張らんと」との思いを込めて描いた。(石崎勝伸)
講談社の「BE・LOVE」増刊号(五百五十円)で、タイトルは「阪神淡路大震災あの日から続く道」。被災地の描写については神戸新聞社が編集した報道写真集などを参考にした。
藤原さんは震災当日、モデルの仕事で滞在した海外から帰国。家族は無事だったが、友人らが亡くなっていたことを知る。避難所の手伝いに奔走する中で、被災地を訪れた歌手の即席ライブに励まされ「人を幸せにするパワーってすごい」と感動。自らも本格的に女優を目指すため、上京することを決意した。その後はテレビなどで活躍する一方、アフガニスタンを訪れ、写真や言葉で紛争地の現実を伝える活動にも力を入れる。
美咲さんと一緒に藤原さんを取材した編集担当者は「紀香さんは、今も震災経験をしっかりと胸に刻んでいた。彼女の思いが、少しでも被災した人たちの励みになってほしい」と話す。(神戸新聞)
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